現代社会で出会う多くの人々は、まるでロボットのように機械的に振る舞い、自分のことを知りもせずに理解することもない。唯一知っているのは、社会が要求しているイメージだけである。
真のコミュニケーションをもたらす語らいの代わりに意味のないおしゃべりを繰り返し、心からの笑いの代わりに見せかけだけの笑顔をつくり、心底からの痛みの代わりに鈍い絶望感しか味わっていない。
こうした人間について言えることが二つある。ひとつは、彼らが治療の施しようがないほど自発性と自分らしさの欠乏に悩んでいるということであり、もうひとつは、実質的にほとんど私たちと変わりがないということだ。
エーリッヒ・フロム (via shiinaneko)